幸せになる百通りの方法

幸せになる百通りの方法

幸せになる百通りの方法

タイトルを含む短編集。

原発がともす灯の下で
○俺だよ、俺。
○今日もみんなつながっている。
○出逢いのジャングル
○ベンチマン
○歴史がいっぱい
○幸せになる百通りの方法


節電の夏に戦時中、戦後の家電製品が続々でてきた時代を思い出すおばあちゃんのお話や、オレオレ詐欺をやってもちっとも成功しない元劇団員の仲間たちの話、ブログやネットゲームにはまる若者たち、お見合いパーティーで動物学的にいろいろ思考してしまう女子、リストラにあってもそのことを家族に言えずベンチで過ごすお父さんとベンチマンの交流、歴女の彼女との関係など。

最後のタイトル作品は、『夢をつかむ自分力増強法』などの自己啓発本を忠実に実行して空回りしている主人公が、ストリートミュージシャンの女の子との出逢いを通じて変わっていく様子が描かれている。

予定日はジミー・ペイジ

予定日はジミー・ペイジ

予定日はジミー・ペイジ

図書館でなにげなく手に取って、読んでみた本。
パラパラとページをめくって、日記みたいだったから、作家本人の日記かな?と思って、あとがきをちらりと読んでみたら、最後に
「念のためですが、私自身は出産しておりませんので、どうぞ、お祝いは送らないでくださいまし。」
との一文があり、日記のかたちの小説かな、と思って読んでみることにした。
予定日って、出産予定日のことかぁ、でも、ジミー・ペイジってなに!?と思いつつ。

で、ネットで「ジミー・ペイジ」を検索してみたら、イギリスのギタリストだということがわかった。レッド・ツェッペリンって、すみませんが、名前しか聞いたことありません。

出産予定日が、有名人の誰と一緒なのか、という話題?がときどきでてくるんだけど、なるほど、そんな風に考えるのもおもしろいな、と思った。

妊娠がわかった日から出産の日までの日記なんだけど、夫がすごく妊娠を喜んでるのに、本人はそう喜べなくて、その葛藤みたいなのとか、日常の生活の中で、夫と二人でする「最後の○○」が、来年は3人でする「はじめての○○」になるって気がつく場面とか、日記の中でもいろんな出来事や気持ちがあるもんだな、と思った。



実際、明日で臨月になる私のおなかの中の赤ちゃんの出産予定日は、
クロード・モネ
力道山
阿藤快
中野浩一
あめくみちこ
など…。

ブルーベリー

ブルーベリー

ブルーベリー

80年代の大学生のお話の短編集。
作者本人の青春の想い出みたいな書かれかただけど、実話なのかな?



図書館で、さりげなく手に取って借りてみた本だけど、ちょこっと読んで、「あれ、これ読んだことある…」と思い出した。
たぶん、これ↓文庫のを前に読んだのね。たぶん、収録作品は同じじゃないかな。

鉄のライオン (光文社文庫)

鉄のライオン (光文社文庫)

個人的には、
「人生大事なものは(けっこう)ホイチョイに教わった」
がよかったかな。

「幸せは、『他人のうらやましさ』で決まるんだ」と断言して実行するナカムラくんの言動とその後が描かれていて、奥深いな、と思った。


相田みつをの名言?
「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる。」の対極にある考え方だよね…。



当時の音楽とか、よくわからないけど、わからなくても、なんとなく雰囲気が伝わるというか。


ただの想い出話だけではなくて、現在につながるなにかしらの後日談があったりする話もあるけど、あまりオチというか、めでたし、めでたし、というおしまいではないのも、実話っぽくて味があるかなぁ。

光


うーん。
震災前の作品ですが、津波が出てきます。
たまたま手にとった作品だけど、震災経験者は読まないほうがいいかも…。

内容も、あんまりハッピーエンドとかとは程遠いハナシなので、読後感は微妙。

歌舞伎町セブン

歌舞伎町セブン

歌舞伎町セブン

先日読んだ、「ジウ」に出てくる東警部補がちょこっとだけ(おいしいとこだけ?)出てくる。
ハナシ自体は、歌舞伎町のプロの殺し屋集団「歌舞伎町セブン」に関することだけど、フリーライターや、父親が不審死した警察官(35歳には思えない幼さだけど)などが絡まってきて、最終的に歌舞伎町セブンがなにものなのかがわかっていく、というストーリー。

心を整える。

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣


 いやぁ、正直サッカーには興味がないので、ワールドカップとかテレビでちょっと見た程度で、キャプテン誰?状態だったけど、真面目だねぇ、この人。
 ホント、真面目。
 その一言につきるかな。

 通っていた中学校の教室にいて、外に熊が出没!
 気配を消して、ビクビクしながら隠れている、という夢。
 教室のとびらはカギをかけているけど、熊の力ですぐ蹴破られそうだし、こりゃ、気配を消すしか方法がない!という状況で、何人かいるのだけど(なぜか、その中に所ジョージもいる)、大きな毛布みたいなものをかぶって、みんなでおとなしくしている。