予定日はジミー・ペイジ
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2007/09/01
- メディア: 単行本
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図書館でなにげなく手に取って、読んでみた本。
パラパラとページをめくって、日記みたいだったから、作家本人の日記かな?と思って、あとがきをちらりと読んでみたら、最後に
「念のためですが、私自身は出産しておりませんので、どうぞ、お祝いは送らないでくださいまし。」
との一文があり、日記のかたちの小説かな、と思って読んでみることにした。
予定日って、出産予定日のことかぁ、でも、ジミー・ペイジってなに!?と思いつつ。
で、ネットで「ジミー・ペイジ」を検索してみたら、イギリスのギタリストだということがわかった。レッド・ツェッペリンって、すみませんが、名前しか聞いたことありません。
出産予定日が、有名人の誰と一緒なのか、という話題?がときどきでてくるんだけど、なるほど、そんな風に考えるのもおもしろいな、と思った。
妊娠がわかった日から出産の日までの日記なんだけど、夫がすごく妊娠を喜んでるのに、本人はそう喜べなくて、その葛藤みたいなのとか、日常の生活の中で、夫と二人でする「最後の○○」が、来年は3人でする「はじめての○○」になるって気がつく場面とか、日記の中でもいろんな出来事や気持ちがあるもんだな、と思った。
実際、明日で臨月になる私のおなかの中の赤ちゃんの出産予定日は、
クロード・モネ
力道山
阿藤快
中野浩一
あめくみちこ
など…。