ブルーベリー

ブルーベリー

ブルーベリー

80年代の大学生のお話の短編集。
作者本人の青春の想い出みたいな書かれかただけど、実話なのかな?



図書館で、さりげなく手に取って借りてみた本だけど、ちょこっと読んで、「あれ、これ読んだことある…」と思い出した。
たぶん、これ↓文庫のを前に読んだのね。たぶん、収録作品は同じじゃないかな。

鉄のライオン (光文社文庫)

鉄のライオン (光文社文庫)

個人的には、
「人生大事なものは(けっこう)ホイチョイに教わった」
がよかったかな。

「幸せは、『他人のうらやましさ』で決まるんだ」と断言して実行するナカムラくんの言動とその後が描かれていて、奥深いな、と思った。


相田みつをの名言?
「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる。」の対極にある考え方だよね…。



当時の音楽とか、よくわからないけど、わからなくても、なんとなく雰囲気が伝わるというか。


ただの想い出話だけではなくて、現在につながるなにかしらの後日談があったりする話もあるけど、あまりオチというか、めでたし、めでたし、というおしまいではないのも、実話っぽくて味があるかなぁ。